31. JSONデータの操作
JSON(JavaScript Object Notation)は、データのやり取りによく使用されるフォーマットです。Pythonでは、json
モジュールを使用してJSONデータを扱うことができます。
import json
# JSON文字列をPythonオブジェクトに変換
json_data = '{"name": "John", "age": 30, "city": "New York"}'
python_obj = json.loads(json_data)
print(python_obj) # {'name': 'John', 'age': 30, 'city': 'New York'}
# PythonオブジェクトをJSON文字列に変換
python_obj = {'name': 'Alice', 'age': 25, 'city': 'Tokyo'}
json_data = json.dumps(python_obj)
print(json_data) # {"name": "Alice", "age": 25, "city": "Tokyo"}
32. JSONファイルの読み書き
Pythonを使用して、JSONファイルを読み書きすることもできます。これにより、構造化されたデータを永続的に保存し、他のプログラムと共有することができます。
# JSONファイルの読み込み
with open('data.json', 'r') as file:
data = json.load(file)
print(data)
# JSONファイルへの書き込み
data = {'name': 'Bob', 'age': 35, 'city': 'London'}
with open('data.json', 'w') as file:
json.dump(data, file)
33. JSONデータの解析と処理
Pythonを使用して、複雑なJSONデータを解析し、必要な情報を抽出することができます。これにより、Web APIからのデータの取得や、データの分析が可能になります。
# サンプルのJSONデータ
json_data = '{"employees":[{"name":"John","age":30,"city":"New York"},{"name":"Alice","age":35,"city":"Tokyo"}]}'
# JSONデータの解析と処理
data = json.loads(json_data)
for employee in data['employees']:
print(f"Name: {employee['name']}, Age: {employee['age']}, City: {employee['city']}")
34. JSONとデータ処理の応用
JSONデータは、Web APIやデータベースからのデータの取得、データの保存、データの交換など、さまざまな用途で活用されます。PythonでJSONデータを効果的に扱うことで、様々なデータ処理のニーズに対応できます。
これで、Pythonの基本(Part 7)としてのJSONフォーマットの扱いについての解説が完了しました。JSONは現代のデータインターチェンジの重要なフォーマットの1つです。Pythonを使ってJSONを扱うことで、さまざまなアプリケーションやシステムとの連携が容易になります。
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