GAS初心者のフォルダ整理術
GAS初心者のためのプロジェクト管理
Google Apps Script(GAS)は、Google Workspace のサービスを自動化する強力なツールです。初心者がプロジェクトをスムーズに管理するためには、まず「スクリプトエディタ」内でプロジェクトを作成し、適切な名前を付けることが重要です。プロジェクト名は後で検索しやすく、チームで共有する際にも役立ちます。
プロジェクト管理の基本は、以下の3つのステップに集約されます。
- プロジェクトの作成と命名
- フォルダ構造の設計
- バージョン管理とバックアップ
特にフォルダ構造は、後で「名前変更」「削除」「移動」「コピー」などの操作を行う際に大きな影響を与えます。次のセクションで具体的なフォルダ整理方法を紹介します。
フォルダ整理と名前変更
GAS のプロジェクトは Google ドライブ上に保存されます。フォルダを整理することで、複数人での共同作業が容易になります。以下の手順でフォルダを整理しましょう。
- ドライブ上に「GAS Projects」フォルダを作成。
- プロジェクトごとにサブフォルダを作成し、名前を「YYYYMMDD_プロジェクト名」形式に統一。
- 不要になったフォルダは「削除」ではなく「アーカイブ」フォルダへ移動。
名前変更は、Google ドライブの右クリックメニューから「名前を変更」を選択するだけです。スクリプトエディタ内でも「ファイル」→「プロジェクト名を変更」で同様に行えます。
function renameProject() {
var project = DriveApp.getFileById(SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getId());
project.setName('20260114_新しいプロジェクト名');
}
ファイル操作:削除・移動・コピー
プロジェクトが増えると、不要なファイルを整理する必要があります。GAS では Google Apps Script API を使って自動化できます。
削除
削除は「DriveApp.getFileById(id).setTrashed(true)」で行います。完全に削除したい場合は「Drive.Files.remove(id)」を使用します。
移動
フォルダ間の移動は「DriveApp.getFileById(id).moveTo(targetFolder)」で実現。
コピー
コピーは「DriveApp.getFileById(id).makeCopy('コピー名', targetFolder)」で簡単に作成できます。
function manageFiles() {
var file = DriveApp.getFileById('FILE_ID');
// コピー
var copy = file.makeCopy('コピー_' + file.getName(), DriveApp.getFolderById('TARGET_FOLDER_ID'));
// 移動
copy.moveTo(DriveApp.getFolderById('NEW_FOLDER_ID'));
// 削除
file.setTrashed(true);
}
共有とオーナー設定
チームで作業する際は、適切な共有設定が不可欠です。Google ドライブの共有設定は「共有」→「リンクを知っている全員に編集権限」や「特定のユーザーに限定」などがあります。
オーナーは「DriveApp.getFileById(id).setOwner('email@example.com')」で変更できます。ただし、オーナー変更は同一ドメイン内でのみ可能です。
function changeOwner() {
var file = DriveApp.getFileById('FILE_ID');
file.setOwner('newowner@example.com');
}
共有設定を変更する際は、必ず「権限設定」を確認し、必要に応じて「閲覧」「コメント」「編集」のいずれかを選択してください。
権限設定のベストプラクティス
権限設定はプロジェクトの安全性と効率性を左右します。以下のポイントを押さえておきましょう。
- 最小権限の原則:必要最低限の権限のみ付与。
- 定期的な権限レビュー:プロジェクトが進行するにつれて権限を見直す。
- 共有リンクは「閲覧」または「コメント」に限定し、編集権限は限定的に。
- オーナーは1人に限定し、バックアップ用に別アカウントを設定。
これらを実践することで、GAS プロジェクトの管理が格段に楽になります。初心者でも安心して作業を進められるよう、ぜひ取り入れてみてください。
コメント
コメントを投稿