GASでJSONオブジェクト入門
GAS基礎とオブジェクト
Google Apps Script(GAS)はJavaScriptをベースにしたスクリプト言語です。GASで扱うデータは、基本的に Object 型で表現されます。{} で作るリテラルはオブジェクトのインスタンスで、キーと値のペアを持つデータ構造です。例えば、スプレッドシートのセル情報を保持するオブジェクトは次のように定義できます。
var cell = {
row: 1,
column: 2,
value: "Hello"
};
この cell はオブジェクトであり、row、column、value がキーです。キーに対応する値は数値や文字列、さらに別のオブジェクトになることもあります。
プロパティとメソッド
オブジェクトはプロパティ(データ)とメソッド(関数)を持つことができます。プロパティはキーと値の組み合わせで、メソッドは関数として定義されます。以下は簡単な例です。
var person = {
name: "Alice",
age: 30,
greet: function() {
return "Hi, I'm " + this.name;
}
};
ここで name と age はプロパティ、greet はメソッドです。メソッド内で this を使うと、同じオブジェクトのプロパティにアクセスできます。GAS では SpreadsheetApp などの組み込みオブジェクトも同様にメソッドを持ち、データ操作を行います。
JSONとデータ構造
JSON(JavaScript Object Notation)はオブジェクトを文字列化した形式です。GAS では JSON.stringify() と JSON.parse() を使ってオブジェクトと JSON 文字列を相互変換できます。例えば、前節の person を JSON に変換すると次のようになります。
var jsonStr = JSON.stringify(person);
// {"name":"Alice","age":30,"greet":"function() { return \"Hi, I'm \" + this.name; }"}
var obj = JSON.parse(jsonStr);
// {name: "Alice", age: 30}
JSON はデータ構造として「キーと値のペア」の集合であり、オブジェクトと同じ概念です。ただし、JSON 文字列はテキスト形式であるため、ネットワーク経由でデータを送受信する際に便利です。GAS で外部 API と通信する場合、リクエストボディやレスポンスボディを JSON で扱うことが一般的です。
まとめると、GAS で扱うオブジェクトは {} で表現され、プロパティとメソッドを持ち、キーと値のペアで構成されます。JSON はそのオブジェクトを文字列化した形で、データ構造として同じ概念を共有しています。これらを理解することで、スプレッドシートのデータ操作や外部サービスとの連携がスムーズになります。
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