Ruby数値:abs・ceil
数値操作の基礎
Ruby初心者が最初に触れるのが数値操作です。Rubyでは Integer と Float が代表的な数値型で、Rational や Complex もあります。数値に対しては abs(絶対値)や ceil(切り上げ)、floor(切り捨て)、round(四捨五入)といったメソッドが用意されています。
例として、負の数を絶対値に変換する場合は次のように書きます。
num = -42
puts num.abs # => 42
また、ceil は小数点以下を切り上げ、floor は切り捨てます。round はデフォルトで四捨五入を行いますが、引数で桁数を指定することも可能です。
丸め関数の使い方
丸め関数は数値を扱う際に頻繁に使われます。ceil は「切り上げ」、floor は「切り捨て」、round は「四捨五入」です。以下に具体例を示します。
value = 3.14159
puts value.ceil # => 4 (切り上げ)
puts value.floor # => 3 (切り捨て)
puts value.round # => 3 (四捨五入)
puts value.round(2) # => 3.14 (小数点第2位で四捨五入)
四捨五入は金融計算や統計処理でよく使われます。切り上げは料金の最低単位に合わせる際に便利です。Rubyではこれらのメソッドを組み合わせて柔軟に数値を調整できます。
型変換の実践
数値と文字列、または異なる数値型間での変換は日常的に発生します。Rubyでは to_s(文字列化)、to_i(整数化)、to_f(浮動小数点化)というメソッドが標準で提供されています。
str = "123"
puts str.to_i # => 123 (整数に変換)
puts str.to_f # => 123.0 (浮動小数点に変換)
num = 45
puts num.to_s # => "45" (文字列に変換)
型変換は数値操作の前提です。例えば、ユーザーから入力された文字列を数値として計算したい場合は to_i や to_f を使います。逆に、数値を表示用に文字列にしたいときは to_s が便利です。
さらに、数値型同士の演算では自動的に型が揃えられますが、明示的に to_f で浮動小数点に変換してから計算すると、整数同士の割り算で整数結果になる問題を回避できます。
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